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漢字検定2級レベルの主要な四字熟語【こ】

ここでは、漢字検定2級受験に向けて、1つの目安として「漢字検定2級レベルの主要な四字熟語」と、その意味などを五十音順に記していきます。

今回は、【こ】から始まる四字熟語を16語挙げます。

【こ】

・高歌放吟(こうかほうぎん)…あたりかまわず大声で歌い吟ずる、という意味。ちなみに「放吟」とは、声を張りあげて詩歌を吟ずる、という意味。「放歌高吟(ほうかこうぎん)」ともいう。

・綱紀粛正(こうきしゅくせい)…乱れた規律を正す、という意味。ちなみに「綱紀」とは、大綱(おおづな)と小綱で、国を治める大法と細則をいう。「粛正」とは、厳しく取り締まって不正をなくす、という意味。政治の方針や政治家・役人の乱れを正して、規律を守らせるというのがもとの意味。[対義語]綱紀廃弛(こうきはいし)

・巧偽拙誠(こうぎせっせい)…巧みに偽ることと、拙(つたな)くとも真心(まごころ)があることを表す。また、巧みに偽ることは、拙くとも真心があることには及ばない、という意味。ちなみに「偽」とは、偽り騙(だま)す、「誠」とは、真心がある、という意味。[類義語]巧詐拙誠(こうさせっせい)

・剛健質実(ごうけんしつじつ)…飾り気(け)がなく真面目(まじめ)で、心身ともに強く逞(たくま)しい、という意味。ちなみに「剛健」とは、強くて健(すこ)やか、「質実」とは、真面目で飾り気がない、という意味。「質実剛健(しつじつごうけん)」ともいう。

・黄絹幼婦(こうけんようふ)…二人の判断がまったく一致している、という意味。また、解釈や判読が素晴(すば)らしく正確なことを表す。ちなみに「黄絹」とは、色糸なので糸へんに色=「絶」、「幼婦」とは、少女なので女へんに少=「妙」、ということから「絶妙」を意味する。[類義語]黄絹色糸(こうけんしきし)

・幸災楽禍(こうさいらくか)…他人の不幸を見て喜(よろこ)ぶことをいう。人が災難にあうことを喜び、禍(わざわい)にあうのを見て楽しむ、という意味。「楽禍幸災(らくかこうさい)」ともいう。

・巧遅拙速(こうちせっそく)…上手(じょうず)で遅いより、下手(へた)でも速いほうがよい、という意味。古くは兵法の語。

・紅葉良媒(こうようりょうばい)…紅葉が縁の仲人、という意味。ちなみに「良媒」とは、良い仲人、という意味。[類義語]御溝紅葉(ぎょこうのこうよう)

・呉越同舟(ごえつどうしゅう)…仲の悪い者同士(どうし)が、同じ場所や境遇にいる、という意味。もとは、反目しあいながらも利害が一致する時には協力しあう、という意味。ちなみに「呉」「越」は、中国春秋時代の国名、「同舟」とは、同じ舟に乗る、という意味。[類義語]楚越同舟(そえつどうしゅう)、同舟共済(どうしゅうきょうさい)

・孤寡不穀(こかふこく)…王侯の自称。「孤」「寡」「不穀」の3語から成(な)る。ただし「寡」は「寡人(かじん)」ということが多い。いずれも王や諸侯のへりくだった自称。

・極楽浄土(ごくらくじょうど)…仏教で、阿弥陀仏(あみだぶつ)がいるという安楽の世界をいう。西方に向かって10万億の仏土を過ぎた彼方(かなた)にあり、諸々(もろもろ)の苦しみがなく安楽だけがある理想の世界とされる。[類義語]安楽浄土(あんらくじょうど)、安楽世界(あんらくせかい)、安養宝国(あんようほうこく)、九品浄土(くほんじょうど)、極楽世界(ごくらくせかい)、西方浄土(さいほうじょうど)、西方世界(さいほうせかい)、寂光浄土(じゃっこうじょうど)、十万億土(じゅうまんおくど)

・誇大妄想(こだいもうそう)…自分の現状を実際以上に想像して事実のように思いこむ、という意味。ちなみに「誇大」とは、実際より大袈裟(おおげさ)に言う、「妄想」とは、仏教語で「もうぞう」とも読み、正しくない想念、みだりな思いをいい、一般的には根拠のない主観的な想像を表す。[類義語]針小棒大(しんしょうぼうだい)

・鼓腹撃壌(こふくげきじょう)…理想的な政治が行(ゆ)き届(とど)いて、人々が平和な生活をする、という意味。ちなみに「鼓腹」とは、腹鼓(はらつづみ)を打(う)つ、「壌」とは地面、「撃壌」とは地面を叩(たた)いて拍子をとる、という意味。[類義語]撃壌之歌(げきじょうのうた)、含哺鼓腹(がんぽこふく)

・五倫五常(ごりんごじょう)…人としてふみ守らなければならない道徳、という意味。儒教の教え。ちなみに「五倫」とは、父子の親・君臣の義・夫婦の別・長幼の序・朋友(ほうゆう)の信の5つ、「五常」とは、仁・義・礼・智(ち)・信の5つをいう。

・五倫十起(ごりんじっき)…清廉公正な者にも私心はある、という意味。ちなみに「五倫」とは、人名で第五倫(だいごりん)、「十起」とは、10回起きる、という意味。

・懇到切至(こんとうせっし)…ねんごろに真心(まごころ)から親切を尽くす、という意味。ちなみに「懇到」「切至」ともに、ねんごろで十分に行(ゆ)き届(とど)く、という意味。[類義語]懇切周到(こんせつしゅうとう)、懇切丁寧(こんせつていねい)

<参考文献>

『漢検四字熟語辞典第2版』
『漢検漢字辞典第2版』

【注意】

※この記事で挙げた「漢字検定2級レベルの主要な四字熟語」は、あくまで1つの目安です。

実際の試験では、漢字検定2級レベル以外の四字熟語からも、1つ2つほど出題される傾向があります。

漢字検定2級レベル以外というのは、上級の準1級や1級のみならず、下級の5〜準2級レベルあたりの四字熟語も含みます。

この記事を参考に漢字検定2級レベルの四字熟語をマスターしたあと、「これを機に、漢字検定2級レベル以外の四字熟語も知っておきたい!」という意欲をもたれた方は、上記の<参考文献>を基に、学びを深められることをお勧めいたします。

【あとがき】

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